昨日春日神社の祭礼に
お邪魔してまいりました。
営々と続けられている
伝統行事とのことですが
本年は感染症対策のため縮小開催。
秋雨の中、厳かに執り行われました。
古い建物ながら
久々開け放たれた神様の間は
驚くほど美しい朱に表情を変えて
我々を迎えてくれました。
先日、1900年頃の紙敷の地図を
目にする機会があったのですが
小高い丘の上、当然のように
「春日神社」のお名前を発見しました。
祭事後の懇談でそれをお伝えしたところ
神社がいつから鎮座されているのか
正確な年月はお伺いできなかったものの
100年を超える歴史であると
昔話を聞かせていただきました。
現在の青年館(昭和45年築)の上棟では
屋根の上から
現金やお餅などが
盛大に播き振舞われたこと。
二対ある獅子の頭は想像以上の重さで
それぞれ大人が3人がかりで踊り動かしながら
口をパカパカと高鳴らし
祭りを盛り上げたこと。
神輿を担ぐ者は
その肩に大きなコブをこさえていたこと。
等等。
残念ながら
今はどれも目にする機会がありません。
お話を伺うほどに
子どもを含む若年世代が増えた
現代の紙敷の地で
是非復活させたい取り組みだと
感じ入りました。
あ、祭礼から話が離れてしまいました...笑
総代長の
思いがけず力強い太鼓の音で
始まった年次祭礼。
宮司の祝詞(のりと)は
ボリュームに変化を持たせつつ
滑らかに唱えられ
参列者が順に榊を捧げました。
私にも順を回していただき(なんと!)
作法も心得ぬまま
参加しちゃいました!
背筋がピッと伸びる思いで
榊を備え
とにかくお祈りしました。
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春日神社が
氏神様として
この先もどうぞ
たくさんの「100年」を
重ねてください!
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雨がしとつく音と
度々銀杏の実がトタン屋根を打つ
バンッという音の中
年行事はつつがなく終了しました。
その後、
皆でお弁当をいただき
懇親の場で
上述のお話を楽しくお伺いした次第です。
まとめますと、
祭礼は、とても新鮮で心踊る時間でした。
その神秘的、且つ歴史的なセレモニーに
心洗われ
昔話に土地の習慣を感じました。
願わくば、
獅子や神輿が復活し
この土地に住まう人々が
生活の中で
氏神春日神社に集う文化が
できたなら。。。
そうなれば
紙敷が多くの人にとって
語り継がれる「ふるさと」に
なるのだろうなと。
そう、思いました。
宮総代のみなさま、
本日はお招きいただき本当にありがとうございました!
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